ラーメンのタレ5−醤油タレA

さて、スープはともかく、醤油タレはある程度分量を書いておかないと見当も付かない方もいるかと思います。筆者の店では使っていませんが、割と簡単なレシピがあるので、今回は分量付きでやってみましょう。

ただし、割り算するのが面倒なので、正規の10分の1の分量で表記します。家庭用としてはそれでも分量が多すぎますので、自分で割り算して必要な分量を作って下さい。また、塩分濃度は調整していませんので、ラーメンを作るときにタレの量を調整するなり、タレ自体を作るときに材料の分量を調整するなりして下さい。

材料

・スープ(又は和風だしを使っても可)
・粗塩
・醤油
・にんにく
・砂糖
・酢
・ごま油

作り方

スープ(又は和風だし)500ccを火にかけ、粗塩200gを溶かします

完全に溶けたら、醤油200cc、にんにく少々(お好みで)、砂糖200gを入れ、煮溶かします。(これを仮にAとします。)

別の入れ物に酢150cc、ごま油80ccを入れておきます。(火にはかけない。これをBとします。)

Aが沸いて、ふぁっと上がってきたら、Bの入っている入れ物にあけ、すぐに混ぜます。こうすると、ごま油が馴染み、酢の必要な成分だけが残ります。

そこに醤油1600ccを加えて完成です。できれば少し置いて、醤油が馴染んでから使うといいでしょう。

アレンジ

例えば、スープと粗塩の量を増やしたり、最後の醤油の量を減らしたりすれば、出来あがりの色が薄くなります。見た目を大切にする人や、醤油くささを嫌う人にはいいでしょう。
また、逆に醤油のコクを好む人は逆にしてみたり、一部に再仕込み醤油等を使ってみて下さい。

もちろん、1種類の醤油にこだわる必要もありません。最初と最後では違う醤油を使ってみたり、最後の醤油を2種類ブレンドしてみたり、薄口を使ってみたり。チャーシューを煮た醤油(前項参照)を使ってもかなり美味しく出来ます。

要するに、上記のレシピは無限にある中の一つに過ぎませんから、スタート地点、たたき台程度に考えて下さい。当然、全く違うシピも無限に存在します。でも、どこから手を付けて良いか分からない方には、参考程度にはなると思います。


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