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スープ1−水について


技術論を実践する前には、必ず手を洗って、頭に何か被り、エプロンをしましょう。道具をきれいに洗っておくのも忘れずに!

いいスープを取るためには良い水が必要なんじゃないか。間違いではありません。しかし、一般に日本の水は美味しい所が多いです(筆者は現在米国在住)。ですから、それほど神経質になる必要はないと思います。それでもー、という方は、浄水器を用意して下さい。特別なものでなくても結構。普通に家庭で使用しているもので十分です。

浄水器をお持ちでない方、「じゃあ、ボトル入りの水を買って来よう」と、早まった事をしてはいけません。そもそもラーメンとは何か考えましょう。「安くて、美味しいもの」であるはずです。ボトル入りの水を買うくらいなら、どこか気の利いたレストランで食事した方がいいです。

何故なら、ラーメンのスープはどんなものであれ、最低でも2時間以上は火にかけます。そのうち、最初の少なくとも30分程度は沸騰状態にあります(これについては後ほど述べます)。水道水に含まれるカルキやバクテリア類は、沸騰状態で30分ほどおけばなくなりますから。心配な方は、30分以上お湯を沸騰させてから使うといいでしょう。

またスープに使う材料にはコラーゲンを含むものが多いので、そのたんぱく質が煮ることでゼラチンになり、水に溶けこんだミネラル分と結合して沈殿してしまいます。ですから、水の成分自体はさほどスープに影響しません。

ただし、和風の材料を使う場合はそのミネラルがうまみ成分と結合してしまい、うまみが出てくるのを妨害してしまいますから気を付けましょう。

水道水、若しくは浄水器か軟水器にかけた水。皆さんはおそらくこれらのいわゆる「普通の水」を使うことになると思います。それでOKです。変に気を利かせたつもりでミネラルウォーターなんかを買ってきたら、スープに悪い影響こそあれ、何もいいことはありません。


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