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ラーメンのタレ3−醤油、味噌、塩についてB



塩ラーメンって、実は私達ラーメン屋が最も気を使うものです。何故なら、味がシンプルであるだけに、スープの良し悪しがはっきり分かるからです。ですから、業界では塩ラーメンが多く出る時はスープを見られてるから気を付けろ、という格言?があるくらいです。

さて、塩ラーメンを作るとき、塩分濃度だけに気を配っていませんか?「しょっぱすぎた」「薄すぎた」等々。意外と皆さん、醤油、味噌には気を配りますが、塩は普通のテーブルソルトを使っている人が多いです。

もちろん、悪くはないんですが、こう言われたらどう思いますか。「精製塩って、塩化ナトリウムだよね」。何だかつまらない感じがしませんか。

それじゃあ、っていう訳でもないですが、塩も選びましょう。やはり、にがりやミネラルなどの天然成分を含んだ塩の方が美味しいです。それを雑味と言う人もいますが、味の厚みが出て美味しいと思います。

昔の、塩田で作った塩にはしょっぱさだけではなくて旨みがありました。それが今でも残っているのが、例えば伯方の粗塩、赤穂の天塩などの粗塩類、オーストラリアやハワイなどの海水から作った塩などです。最近は沖縄の塩も人気があるようですね。

塩自体のことではないですが、塩ラーメン、塩の濃さはこれでちょうどいいんだけど、塩がとがっている感じがする時があります。そんな時、濃さを変えずに角だけ取って丸くする簡単な方法をお教えしましょう。

良し悪しや好き嫌いは別にして、一番簡単なのは化学調味料を加えることです(化学調味料に付いてはまた後で述べます)。他に、酒を使う方法。これは酒に塩を溶かしてから使うと効果的です。また、ほんの少し砂糖を加える、という手もあります。

それでは、やっと次項からタレ作りに入ります。


ラーメン概論
4章分
スープ/理論
7章分
スープ/実践
12章分
ラーメンのタレ
11章分
ラーメンの麺
9章分
ラーメンの具
15章分
プラスワン
3章分
さあ、作ろう!
3章分
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